みどりの緑陰日記

香港で始めたプレイルームどんぐりから数えて35年、子ども達に絵本や児童書を手渡し続けてきました。絵本や児童書のこと、文庫活動のことなどを綴っています♪ noteも書いています(https://note.com/child_books/)

子どもの本研究会

11か月ぶりのリアル子どもの本研究会&朗読カフェへ

12月3日(日) 10:00〜 @中目黒 

12月最初の日曜日の朝は、普段は第2日曜日の朝にZOOMで行われている「子どもの本研究会」(元絵本研究会+ファンタジー研究会)のリアルの会へ参加しました。


リアル開催は、今年の1月8日以来11か月ぶりです。その時のことをブログに書いていたかなあ〜と思って、2023年1月のポストを見たのですが・・・ちょうど体調崩していた時で、他のポストの中に一行だけ(そのブログ記事→こちら)書いていました。


年に1回、お正月前後に発熱することが多いので、この冬休み、気を付けて過ごさなきゃです。


408102074_10231683618982265_3337760510358751832_nさて、12月のこの会では、お世話役のまゆみんさん、りんさん、ひろこさん、ゆうこさんが本当に心を尽くして準備をしてくださり、11人が集まりました。





414721858_7018178568264353_1052972858625816868_nお世話役のひろこさんの手作りのケーキやらゼリーやら、そしてこの場所のオーナーであるまゆみんちゃんのアラビアのカップコレクションで飲む美味しいお茶に珈琲。そして各自が持ち寄ったお菓子でテーブルはいっぱい




414716992_7018179354930941_6343368800457914014_n414723893_7018179174930959_2549996643456948480_n













もう、これだけでも幸せな気持ちになります。


414723517_7018178428264367_7286227549520090796_nまずは、みんなでわいわいおしゃべりしながらお茶をいただき・・・







それからひとりずつ今年読んだ本の中で印象深かったものを紹介し合いました。

408118269_10231683619062267_3266244317770310818_n408121353_10231683623022366_8662701050340716814_n









私は、この秋に相次いで出版されたきくちちきさんの作品、『やまをとぶ』(岩波書店)『すこしとおくへ』(おおちくにひろ/文  あかね書房)の2冊を紹介。

紹介だけでなく『すこしとおくへ』も読ませてもらいました♪


408142512_10231683621902338_5419838970971429897_nあいりーんは、秋に訪れたインド・タラブックスの原画展で購入したポストカード(全員違う種類!)をプレセントしてくださいました♪








408102074_10231683618982265_3337760510358751832_nそうやって、みんながお気に入りを紹介したり、今やっていることを話したり、図書館司書や学校司書の現状について話したりと、たくさんたくさん思いの丈を話すことができました。そんなわけで、あっという間に13時過ぎて・・・





414715337_7018178618264348_8023225274292593350_n予め世話役さんたちが頼んでいてくださったビーガンレストランからお弁当も届き、ランチタイム





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414722154_7018180201597523_5628768604164709397_nこれ、全部野菜だけ?っていうくらい、たっぷり。大豆ミートもあって、食べ応えがありました。





408156137_10231683621702333_7413999839367750573_nそうそう・・・スパークリングワインで乾杯も








414725716_7018179661597577_6558602299559103036_n食後の珈琲もまゆみんちゃんが淹れてくれて・・・ほんとうに幸せな時間でした。






414720754_7018179931597550_6099847691025196574_nこの日、11人が紹介した本のラインナップ!右の写真はクリックすると拡大できます。







414429195_7018177064931170_7031572926305169237_nこの日、16時少し前に用事のあったふたりを除いて、9人で荻窪へ移動。











369588023_1638145246594677_1062618121425610017_n今年11月15日にオープンしたばかりのCOTOCOTO BOOK CAFE+BARで行われる朗読会に参加しました。ここはフリーアナウンサー橋谷能理子さんが学生時代の友人と一緒に始めたブックカフェです。









414718499_7018179254930951_2125977230450060038_nこの日、まゆみんちゃんの友人で、やはりフリーアナウンサー内藤あゆみさんと橋谷さんが出演。それに二胡奏者の孫越さんの伴奏をバックに芥川龍之介の名作中の名作や、小川未明、宮沢賢治の童話や、私の好きな長田弘の詩を朗読。




414720597_7018180234930853_3269889718551612880_n孫越さんの二胡ソロ演奏もあって、本当に素敵な時間でした。











414718897_7018178741597669_5067569305908754071_n荻窪のこのお店までは自転車だと10分ほど。お店に置いてある本のラインナップもすごく関心のど真ん中のものばかり。











これから時々、寄ろうと思います。







子どもの本研究会@ZOOMでアストリッド・リンドグレーンを学ぶ

ブログに書きそびれていた「子どもの本研究会」のことを3月から7月までまとめて記載。
レジュメとメモを頼りにしながら・・・


3月15日(日)14:00〜 横浜・石川町「と」を会場と開催する最終回、第10回子どもの本研究会に参加しました。新型コロナウイルスが、広がり始め、2月末に全国の幼稚園、小学校がいきなり休園、休校措置なっていた時期でしたが、この日は石川町まで行ってきました。

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発表したのは、静岡から参加のK子さん。


地元の図書館や子育て支援グループ向けの講座の内容をそのまま伝えてくださいました。

テーマは「読み聞かせ きほんのき」

講座のレジュメ1、〈よい絵本とは〉、〈選び方 選書の「きほんのき」〉、〈むかしばなし〉と選書を中心に、レジュメ2には〈子どもの前に立つまえに(下準備〉、〈子どもの前に立って〉、そしておすすめの本ブックリストがあり、こんな風に学ぶことができるママたちがうらやましいなと思いました。

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終了後には「はらぺこあおむし」のエプロンシアターを演じてくださいました。息子さんが小さい時に、出版社に著作権許諾を取って作られたエプロンシアター。しかけがいっぱいあって、すごく楽しかったです



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終了後には、「と」の代表の今井さんに花束贈呈も・・・
「絵本研究会」「ファンタジー研究会」の時からずっと・・・もう6年以上かな。会場を提供してくださったことに感謝。




さて、4月からは横浜・日吉のともだち書店を会場にして開催されるはずが、緊急事態宣言で、4月は中止。ママ友のH美さんがカランダーシの絵本『セリョージャとあそぼう』の中のマタンカ人形の作り方を教えて下さることになっていたのですが・・・残念。


オンライン絵本会などでZOOMの便利さを実感していたので、子どもの本研究会のお世話役の方々にZOOMで開催しましょう〜と提案し、4月19日の朝8時からZOOM練習会をしました。

その後、お世話役がZOOMの契約をして、練習を重ね、5月よりオンライン開催が実現しました。


5月10日と6月21日の11回と12回(いずれも日曜日9:00〜 @ZOOM)は、名古屋で家庭文庫kodomiruそしているY枝さんが、アストリッド・リンドグレーンの『リンドグレーンの戦争日記1939-1945』の解き明かしを2回にわけてしてくださいました。

リンドグレーンの戦争日記 1939-1945
アストリッド・リンドグレーン
岩波書店
2017-11-18



発表の順番は・・・5月が1.記録文学としての素晴らしさ、2.母としてのリンドグレーンの心の動き。6月が3.戦争日記から繋がる児童文学でした。



日記文学としての詳細な分析、時代背景についての綿密な調査、関連書籍やその他の作品の分析と、2回の発表で、かなりボリュームのある発表が行われました。準備もどれほど大変だっただろうと、敬服しました。


7月19日(日)9:00〜(@ZOOM)の13回子どもの本研究会は、H子さんによるアストリッド・リンドグレーンの「『長くつ下のピッピ』の翻訳比較ー大塚勇三訳と菱木晃子訳』でした。



長くつ下のピッピ (岩波少年文庫 (014))
アストリッド・リンドグレーン
岩波書店
2000-06-16




長くつ下のピッピ (リンドグレーン・コレクション)
アストリッド・リンドグレーン
岩波書店
2018-08-04



大塚勇三さん(1921〜2018)は英米・ドイツの児童文学翻訳者で、大塚勇三訳は、1964年にラベーン・オック・ショーグレーン社の原書15版を英語訳、ドイツ語訳を参考にしながらだったということを、『こどもとしょかん』165号の大塚勇三追悼特集から紹介してくださいました。


一方、菱木さんはお父様の影響で幼少期からスウェーデン語に親しみ、(→こちら)スウェーデンの子どもの本を翻訳されてきました。スウェーデンで改訂された2016年版に基づき、翻訳されています。


どんな表現が変ったのか、詳しく読みくらべてくださって、レジュメを眺めているだけでその違いが一目瞭然です。ここまで丁寧に突き合わせて読んでくださっていることに敬意を表します。


「子どもの本研究会」のみなさんの、丁寧な発表準備には頭が下がるばかり。今回で13回目になっているこの研究会の成果をきちんとまとめて冊子化できるといいのになあと思いました。


コロナ禍で実際に集まって学ぶことは出来ませんが、こうしてオンラインで学び続けられることに感謝しています。


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