1月17日(火)12:00〜 @半蔵門・国立劇場
この日は、仕事がお休み(幼稚園で支援しているお子さんがリハビリでお休みのため)だったのです。
直前の土曜日14日に絵本作家の長野ヒデ子さんから「17日火曜日、歌舞伎に行きませんか〜一緒に行く予定だった飯野さんが高熱が出て行けなくなったのよ」とLINEが来て、思わず「その日はちょうどお休みです!行きます!」って即答してしまったのでした。
このひとつ前の投稿に書いたように、12日から薬疹が出ていて・・・やっと皮膚科での内服薬が効いてきたところでした。
治りかけの薬疹って、何とも言いようのない痒さがあって、でも掻いてはいけないということで、気を紛らわせてないと大変なのです。幼稚園で子どもたちと遊んでいる時は痒みを忘れられても家に帰ってじっと本を読んでいると堪えられないくらい気になってしまう・・・
そんなこともあって、思い切って観劇に出かけました。
今回の演目は、「遠山桜天保日記―歌舞伎の恩人・遠山の金さん」でした。
歌舞伎を見るのも、これが3回目。
なんと「初代国立劇場さよなら公演」と枕に書かれていてびっくり。
昭和41年に建てられた国立劇場は、建て替えのために今年10月で一旦閉場され、生まれ変わることになっているそうです。
国立劇場のサイトには、「初代国立劇場・国立演芸場 あなたの〈思い出〉大募集」というページもあり(→こちら)、特設サイトにこれまで寄せられた思い出が公開されています。(→こちら)
長野ヒデ子さんは『外郎売』の絵本を描いたことがきっかけで、歌舞伎好きになられて、歌舞伎役者の方々と親しく交流を続けてられ、今回は片岡亀蔵さんを通して鎌倉在住の絵本仲間のみなさまとチケットを取られたのでした。
だからか、すごく良いお席。前から6列目の26番。お隣25番が長野ヒデ子さん。そして前後14人くらいがみんな長野ヒデ子さんのお友だち。
絵本作家の飯野和好さんが本当はここに座る予定だったんですよね。右隣27番の方にも「飯野さんの隣〜と思ってたんですよ。お熱出ちゃって心配ですね」って声をかけていただき、いや、ほんとうに飯野さんには申し訳ないけれど、代わりにここで歌舞伎を見ることが出来て光栄だなあと思いました。
『月刊なぜ生きる』という雑誌に、長野ヒデ子さんの連載「絵本と紙芝居で元気げんき!」という連載をされているのですが、この日発売の2月号の第9回目の記事は「歌舞伎十八番「外郎売」と『かぶきやパン』」。
まさに、この日の歌舞伎観劇のことも書かれていました。この日、一緒に観劇したお仲間に配れるようにと、朝、出版社の方が国立劇場まで届けてくださったのでした。
『声にだすことばえほん 外郎売』長野ヒデ子/絵 齋藤孝/編 ほるぷ出版 2009
『かぶきやパン』かねまつすみれ/作 長野ヒデ子/絵 童心社 2018
この絵本が出版された2018年2月24日(土)に西国分寺の都立多摩図書館に長野ヒデ子さんのおはなしを聞きに伺いサインもその時にいただきました。
(ブログ記事にはその月に行った他の絵本関連記事とまとめて書いていて、詳細はなかった・・・やっぱりちゃんと書かないとなあ→こちら)
今回の演目は、TVドラマでもおなじみの「遠山の金さん」が主人公で、天保の改革で存亡の危機にあった芝居町を救うために尽力したことで、歌舞伎の恩人と呼ばれているのだそう。
筋は単純明快、場面展開も飽きさせない工夫がされていて、若い人でも楽しめる公演でした。なんといっても昨年大流行したきつねダンスを模したうさぎ音頭。これがなんとも面白かったです。尾上菊之助の若旦那も、中村梅枝の清元の女師匠も、艶やかで素敵でした。
そして特筆すべきなのは尾上菊五郎さんの遠山の金さんの存在感。七代目尾上菊五郎さんは現在80歳。出番はそんなに多くないのですが、やはり華があり、舞台が締まるなあと感じました。
あっという間の5時間でした。
毎日新聞の夕刊に載ったカルチャーの記事も参考までに(→こちら)
この日は、仕事がお休み(幼稚園で支援しているお子さんがリハビリでお休みのため)だったのです。
直前の土曜日14日に絵本作家の長野ヒデ子さんから「17日火曜日、歌舞伎に行きませんか〜一緒に行く予定だった飯野さんが高熱が出て行けなくなったのよ」とLINEが来て、思わず「その日はちょうどお休みです!行きます!」って即答してしまったのでした。
このひとつ前の投稿に書いたように、12日から薬疹が出ていて・・・やっと皮膚科での内服薬が効いてきたところでした。
治りかけの薬疹って、何とも言いようのない痒さがあって、でも掻いてはいけないということで、気を紛らわせてないと大変なのです。幼稚園で子どもたちと遊んでいる時は痒みを忘れられても家に帰ってじっと本を読んでいると堪えられないくらい気になってしまう・・・
そんなこともあって、思い切って観劇に出かけました。
今回の演目は、「遠山桜天保日記―歌舞伎の恩人・遠山の金さん」でした。
歌舞伎を見るのも、これが3回目。
なんと「初代国立劇場さよなら公演」と枕に書かれていてびっくり。
昭和41年に建てられた国立劇場は、建て替えのために今年10月で一旦閉場され、生まれ変わることになっているそうです。
国立劇場のサイトには、「初代国立劇場・国立演芸場 あなたの〈思い出〉大募集」というページもあり(→こちら)、特設サイトにこれまで寄せられた思い出が公開されています。(→こちら)
長野ヒデ子さんは『外郎売』の絵本を描いたことがきっかけで、歌舞伎好きになられて、歌舞伎役者の方々と親しく交流を続けてられ、今回は片岡亀蔵さんを通して鎌倉在住の絵本仲間のみなさまとチケットを取られたのでした。
だからか、すごく良いお席。前から6列目の26番。お隣25番が長野ヒデ子さん。そして前後14人くらいがみんな長野ヒデ子さんのお友だち。
絵本作家の飯野和好さんが本当はここに座る予定だったんですよね。右隣27番の方にも「飯野さんの隣〜と思ってたんですよ。お熱出ちゃって心配ですね」って声をかけていただき、いや、ほんとうに飯野さんには申し訳ないけれど、代わりにここで歌舞伎を見ることが出来て光栄だなあと思いました。
『月刊なぜ生きる』という雑誌に、長野ヒデ子さんの連載「絵本と紙芝居で元気げんき!」という連載をされているのですが、この日発売の2月号の第9回目の記事は「歌舞伎十八番「外郎売」と『かぶきやパン』」。
まさに、この日の歌舞伎観劇のことも書かれていました。この日、一緒に観劇したお仲間に配れるようにと、朝、出版社の方が国立劇場まで届けてくださったのでした。
『声にだすことばえほん 外郎売』長野ヒデ子/絵 齋藤孝/編 ほるぷ出版 2009
『かぶきやパン』かねまつすみれ/作 長野ヒデ子/絵 童心社 2018
この絵本が出版された2018年2月24日(土)に西国分寺の都立多摩図書館に長野ヒデ子さんのおはなしを聞きに伺いサインもその時にいただきました。
(ブログ記事にはその月に行った他の絵本関連記事とまとめて書いていて、詳細はなかった・・・やっぱりちゃんと書かないとなあ→こちら)
今回の演目は、TVドラマでもおなじみの「遠山の金さん」が主人公で、天保の改革で存亡の危機にあった芝居町を救うために尽力したことで、歌舞伎の恩人と呼ばれているのだそう。
筋は単純明快、場面展開も飽きさせない工夫がされていて、若い人でも楽しめる公演でした。なんといっても昨年大流行したきつねダンスを模したうさぎ音頭。これがなんとも面白かったです。尾上菊之助の若旦那も、中村梅枝の清元の女師匠も、艶やかで素敵でした。
そして特筆すべきなのは尾上菊五郎さんの遠山の金さんの存在感。七代目尾上菊五郎さんは現在80歳。出番はそんなに多くないのですが、やはり華があり、舞台が締まるなあと感じました。
あっという間の5時間でした。
毎日新聞の夕刊に載ったカルチャーの記事も参考までに(→こちら)