12月18日(日) 10:30〜 @立川PLAY!Museum
朝、10時半に立川駅で待ち合わせをして、立川PLAY!Museumに、junaida「IMAGINARIUM」展を見に行ってきました。
前日、国際フォーラムでは絵本図書館ネットワークによる「第4回子どもの読書活動推進に関する代表者シンポジウム<テーマ>子どもの読書と学びを広げ・深める学校図書館〜これからの学校教育・生涯学習に果たす役割と可能性を考える〜」(→こちら)が行われていました。
このシンポジウムには過去2回ほど参加していますが、私はすでに文庫開催を告知していたため、今回は参加できませんでした。
このシンポジウムには、友人で徳島在住の絵本研究者Mさん(最近公開されて話題になったMさんの研究についての記事→「脳科学者が明かす、「絵本の読み聞かせ」を6歳以降も続けたい理由【再編集】」)と、それから今年『絵本で学ぶSDGs―地球の未来を考える』(別冊太陽)を出版した絵本でSDGs推進協会(→こちら)の代表理事の朝日仁美さんが参加されていたので、翌日の立川PLAY!MUSEUMでのjunaida展にお誘いしました。
(*『絵本で学ぶSDGs−地球の未来を考える』の紹介記事→こちら)
Mさんと共通の絵本友だち、たかりょんも駆けつけてくれて、4人でPLAY!Museumへ。
会場に入る前に、junaidaさんの『Michi』のフォトスポットが!
もう、ここからわくわくが始まりました。
交代で写真を撮り合いました!
入り口から入ると「交錯の回廊」(約50点)。最初の展示は、「TRAIN TO RAIN TO RAINBOW」
一両ごとの貨車の上に広がるテーマの違う世界の豊かで奥深いこと・・・のっけから、魅入られて動けなくなってしまいました。
『HOME』(サンリード、2013)の原画・・・家の屋根の上にまたいっぱいの街が広がっているような・・・あるいは子どもが本を読む長椅子かと思ったら家だったというような、不思議で、魅力的な家がいっぱい
公式サイトによると、「2006年から最新作まで400点以上の原画を集め、「交錯の回廊」「浮遊の宮殿」「残像の画廊」「潜在の間」という4章で構成されます。見る者を異世界に誘う、赤や金に彩られた宮殿のような空間で、圧倒的な量の作品を浴びるように鑑賞し、junaidaの空想世界を体感します。 緻密な作品は、ときに重厚さを感じさせますが、主に紙に鉛筆、透明水彩、ガッシュで描かれています。」とのこと。
私が知っているのは、福音館書店から出版された『Michi』(2018)『の』(2019)『怪物園』(2020)『街どろぼう』(2021)の4冊だけ。
この展覧会では、絵本の原画だけでなく、たくさんの絵が展示されていて、そのどれもが緻密で一つの世界の中にいくつもの別世界が広がるような多層的なイメージ。
絵を見ているうちに、その中にぐんぐん引きこまれていきます。
次は、「浮遊の宮殿」(約110点)
『怪物園』の怪物たちが壁をどんどん前へ前へと進んでいって、見ているものもそこへ導かれていきます。
怪物たちの絵
その先には『の』の原画が・・・
壁が蛇腹状になっていて、絵と垂直になっている面に文章が・・・壁面全体がまるで絵本のようです。
会場の一番目立つところに、今回の展覧会のために書き下ろされたという帽子をかぶった3人の子どもの後ろ姿
壁に掲げてあるのは拡大したポスターで、原画は手前の台の上に・・・ポスターで見ても細かく描きこまれた世界が、原画ではいかに小さな絵なのかを見て驚きました。どんだけ緻密に世界を重ねていっているんだろう・・・と。
『Michi』の原画も見応えあり。
絵本で手にしているはずなのに、こうして展示されているとあっちこっちに新しい発見があるのです。
メイン会場の裏側に隠し部屋のようなところがあって(なんとも憎い配置です。公式サイトに会場の模型が載っていて、なるほど〜こういう風に部屋を仕切っていたのかというのがわかります)
渡り廊下のようなところを潜り抜けると「残像の画廊」(約150点)
宮沢賢治へのオマージュ「IHATOVO」などの絵が続きます。ここでは、junaidaさんが手がけた本の装丁、表紙絵の展示もありました。
『イマジナリーフレンドと』(ミシェル・クエヴァス/著 杉田七重/訳 小学館)、『ロドリゴ・ラウバインと従者クニルプス』(ミヒャエル・エンデ、ヴィーラ・フロイント/著 木本栄/訳 小学館)、『せなか町から、ずっと』(斎藤倫/著 福音館書店)・・・この3冊もjunaidaさんの絵だったんだと、びっくり。
絵から飛び出してきたような本棚・・・
あとでtwitterで知ったのですが、この本棚にjunaidaさんからの手紙が隠されているそうです。いやあ、気づかなかった。もう一度行かなきゃだ!
その先は「潜在の間」(約120点)
ミヒャエル・エンデ『鏡のなかの鏡』をオマージュした最新作『EDNE』の原画や、画集『UNDARKNESS』の中の絵がずらりと・・・深紅の円形の部屋の中に並べられていて、幻想的な世界へとまた潜り込むような感覚でした。
ここまでたっぷり2時間近く。いくら時間があっても足りないくらいの充実した展覧会でした。もう一度行きたいなあ〜
ショップでは、みんなと「危険!」と言いつつ、図録やトランプや・・・つい次々買ってしまうのですよね。
トランプも・・・とにかく全部の絵が凝っているの。もうこれを見ているだけで幸せになってしまう〜
危険な沼に落ちそうな(あるもの、みんな買いたくなる〜)ショップを抜けてミュージアムカフェへ。今回はカフェのメニューもみんな含めて「IMAGINARIUM」
王さまのビーフストロガノフ
『の』の子の帽子ハンバーグ
怪物ギョロギョロプレート
ランチタイムもまだjunaidaさんの世界なのです。
ランチが終わったら朝日さんは娘さんとの待ち合わせがあって、そこからは別行動。
私とMさんとたかりょんは、この日がグランドオープンの吉祥寺クレヨンハウスへ移動しました。クレヨンハウスのことは別記事に書くことにします〜
junaida展は1月15日まで。1月1日のみ休館です。また2023年夏は関東で、2024年以降は関西へ巡回する予定とのこと。今回、見られなかった方、巡回展をお楽しみに!
朝、10時半に立川駅で待ち合わせをして、立川PLAY!Museumに、junaida「IMAGINARIUM」展を見に行ってきました。
前日、国際フォーラムでは絵本図書館ネットワークによる「第4回子どもの読書活動推進に関する代表者シンポジウム<テーマ>子どもの読書と学びを広げ・深める学校図書館〜これからの学校教育・生涯学習に果たす役割と可能性を考える〜」(→こちら)が行われていました。
このシンポジウムには過去2回ほど参加していますが、私はすでに文庫開催を告知していたため、今回は参加できませんでした。
このシンポジウムには、友人で徳島在住の絵本研究者Mさん(最近公開されて話題になったMさんの研究についての記事→「脳科学者が明かす、「絵本の読み聞かせ」を6歳以降も続けたい理由【再編集】」)と、それから今年『絵本で学ぶSDGs―地球の未来を考える』(別冊太陽)を出版した絵本でSDGs推進協会(→こちら)の代表理事の朝日仁美さんが参加されていたので、翌日の立川PLAY!MUSEUMでのjunaida展にお誘いしました。
(*『絵本で学ぶSDGs−地球の未来を考える』の紹介記事→こちら)
Mさんと共通の絵本友だち、たかりょんも駆けつけてくれて、4人でPLAY!Museumへ。
会場に入る前に、junaidaさんの『Michi』のフォトスポットが!
もう、ここからわくわくが始まりました。
交代で写真を撮り合いました!
入り口から入ると「交錯の回廊」(約50点)。最初の展示は、「TRAIN TO RAIN TO RAINBOW」
一両ごとの貨車の上に広がるテーマの違う世界の豊かで奥深いこと・・・のっけから、魅入られて動けなくなってしまいました。
『HOME』(サンリード、2013)の原画・・・家の屋根の上にまたいっぱいの街が広がっているような・・・あるいは子どもが本を読む長椅子かと思ったら家だったというような、不思議で、魅力的な家がいっぱい
公式サイトによると、「2006年から最新作まで400点以上の原画を集め、「交錯の回廊」「浮遊の宮殿」「残像の画廊」「潜在の間」という4章で構成されます。見る者を異世界に誘う、赤や金に彩られた宮殿のような空間で、圧倒的な量の作品を浴びるように鑑賞し、junaidaの空想世界を体感します。 緻密な作品は、ときに重厚さを感じさせますが、主に紙に鉛筆、透明水彩、ガッシュで描かれています。」とのこと。
私が知っているのは、福音館書店から出版された『Michi』(2018)『の』(2019)『怪物園』(2020)『街どろぼう』(2021)の4冊だけ。
この展覧会では、絵本の原画だけでなく、たくさんの絵が展示されていて、そのどれもが緻密で一つの世界の中にいくつもの別世界が広がるような多層的なイメージ。
絵を見ているうちに、その中にぐんぐん引きこまれていきます。
次は、「浮遊の宮殿」(約110点)
『怪物園』の怪物たちが壁をどんどん前へ前へと進んでいって、見ているものもそこへ導かれていきます。
怪物たちの絵
その先には『の』の原画が・・・
壁が蛇腹状になっていて、絵と垂直になっている面に文章が・・・壁面全体がまるで絵本のようです。
会場の一番目立つところに、今回の展覧会のために書き下ろされたという帽子をかぶった3人の子どもの後ろ姿
壁に掲げてあるのは拡大したポスターで、原画は手前の台の上に・・・ポスターで見ても細かく描きこまれた世界が、原画ではいかに小さな絵なのかを見て驚きました。どんだけ緻密に世界を重ねていっているんだろう・・・と。
『Michi』の原画も見応えあり。
絵本で手にしているはずなのに、こうして展示されているとあっちこっちに新しい発見があるのです。
メイン会場の裏側に隠し部屋のようなところがあって(なんとも憎い配置です。公式サイトに会場の模型が載っていて、なるほど〜こういう風に部屋を仕切っていたのかというのがわかります)
渡り廊下のようなところを潜り抜けると「残像の画廊」(約150点)
宮沢賢治へのオマージュ「IHATOVO」などの絵が続きます。ここでは、junaidaさんが手がけた本の装丁、表紙絵の展示もありました。
『イマジナリーフレンドと』(ミシェル・クエヴァス/著 杉田七重/訳 小学館)、『ロドリゴ・ラウバインと従者クニルプス』(ミヒャエル・エンデ、ヴィーラ・フロイント/著 木本栄/訳 小学館)、『せなか町から、ずっと』(斎藤倫/著 福音館書店)・・・この3冊もjunaidaさんの絵だったんだと、びっくり。
絵から飛び出してきたような本棚・・・
あとでtwitterで知ったのですが、この本棚にjunaidaさんからの手紙が隠されているそうです。いやあ、気づかなかった。もう一度行かなきゃだ!
その先は「潜在の間」(約120点)
ミヒャエル・エンデ『鏡のなかの鏡』をオマージュした最新作『EDNE』の原画や、画集『UNDARKNESS』の中の絵がずらりと・・・深紅の円形の部屋の中に並べられていて、幻想的な世界へとまた潜り込むような感覚でした。
ここまでたっぷり2時間近く。いくら時間があっても足りないくらいの充実した展覧会でした。もう一度行きたいなあ〜
ショップでは、みんなと「危険!」と言いつつ、図録やトランプや・・・つい次々買ってしまうのですよね。
トランプも・・・とにかく全部の絵が凝っているの。もうこれを見ているだけで幸せになってしまう〜
危険な沼に落ちそうな(あるもの、みんな買いたくなる〜)ショップを抜けてミュージアムカフェへ。今回はカフェのメニューもみんな含めて「IMAGINARIUM」
王さまのビーフストロガノフ
『の』の子の帽子ハンバーグ
怪物ギョロギョロプレート
ランチタイムもまだjunaidaさんの世界なのです。
ランチが終わったら朝日さんは娘さんとの待ち合わせがあって、そこからは別行動。
私とMさんとたかりょんは、この日がグランドオープンの吉祥寺クレヨンハウスへ移動しました。クレヨンハウスのことは別記事に書くことにします〜
junaida展は1月15日まで。1月1日のみ休館です。また2023年夏は関東で、2024年以降は関西へ巡回する予定とのこと。今回、見られなかった方、巡回展をお楽しみに!