みどりの緑陰日記

香港で始めたプレイルームどんぐりから数えて35年、子ども達に絵本や児童書を手渡し続けてきました。絵本や児童書のこと、文庫活動のことなどを綴っています♪ noteも書いています(https://note.com/child_books/)

2015年12月

スノーマン展へ

12月26日(土) 14:00〜 @松屋銀座20151226スノーマン3


レイモンド・ブリッグズの絵本、『Snow Man』、邦題『ゆきだるま』の原画展を見て来ました。

20151226スノーマン原画は色鉛筆の精細な線と柔らかい色・・・そこに絵具で細かい雪が散りばめられていて・・・

原画の美しさにため息がでました。

アニメーションもレンタルビデオ屋さんから借りて子どもたちと一緒に見ていたはずなのですが・・・一緒に行った長女は絵本の記憶しか残ってなかったようで・・・20151226スノーマン2

言葉のない絵本の、静かだけど、子どもの体験に寄り添った作品で、心に、まさに雪が降り積もるように、記憶の中に残っていったようでした。

今回もこうして素敵な原画に出会わせてくださった松屋銀座のみなさんに心からお礼申し上げます♪ 

TAKARAZUKA新源氏物語を見に・・・

12月26日(土) 15:30〜 @東京・宝塚劇場20151226宝塚2

花組の「新源氏物語」を長女と見て来ました! 

たまたま次女が夏休みにお世話になった方が、花組の関係者だったというご縁で、今回この公演を見に行くことになりました。

宝塚歌劇・・・大阪、豊中に住んでいた頃は近かかったので2度ほど行ったことがあります。初めてのタカラヅカはお婚約中に連れて行ってもらいました。

約30年ぶりのタカラヅカ、一緒に行った長女は初めてです。とにかく緊張していました。見る方が^^

20151226宝塚周りには熱烈なタカラヅカファンの方々が・・・おひとりで贔屓の団員さんを応援している人もいるのですね・・・私たちの席の両隣もそうでした。会場の95%は女性たち。そして演じるのも女性たち・・・

なんとも煌びやかで華やいだ雰囲気が、入場した時から漂っていました。

「新源氏物語」は五十四帖すべてを一気に見せる壮大なストーリー。若い時の光源氏から、自分の息子の世代の恋物語まで・・・登場人物も次々に変わり、源氏物語の全容が頭に入ってないと、途中でこんがらがってきそう・・・でも、ほんとうに最後まで魅せてくれました。

花組のトップスター明日海りおさんの演じる光源氏の、なんとも妖艶で魅力的なこと!タカラヅカの熱烈なファンの方が夢中になるのもわかる気がします。

第2部のレビューMelodiaも、まさにタカラヅカ。華やかで美しく、楽しかったです

終ったら、ずっと身体に力を入れてみていたせいか、ガッチガチに凝り固まってしまっていました。

今回の観劇のきっかけをくださった団員さんに花束や神戸のお菓子をお届けしたいと思ったものの、宝塚劇場では預かってくれるシステムはなくて・・・まあ当然か、全部受け取っていたらすごいことになるものね・・・

20151226宝塚3劇場を出ると、すでに道路の周りには何重にも出待ちの人垣が出来ていて・・・出待ちするパワーもなく^^;

銀座のドイツ料理のお店へ行って、やっと人心地つきました。やっぱりタカラヅカは別世界だ〜美しく華やかで夢のような世界だったなぁ・・・

ビールとワインで長女と興奮を鎮めました^^ツークシェビッツェ20151226


このドイツ料理のお店は、ドイツビール専門の「ツークシェビッツェ」
 ここでは、神戸ローテローゼのドイツワインも扱っているのです。というわけで、ドイツビールで乾杯した後は、リースリングワインを長女とふたり20151226ツークシェビッツェ2で1本、空けてしまいました^^

いや、美味しかった〜 

アフリカ子どもの本プロジェクトのこと

12月20日(日)の午後、はじめて「アフリカ子どもの本プロジェクト」の定例会に参加してきました。

11月22日(日)に行われた「アフリカ子どもの本プロジェクト」の報告会に参加させていただき、少しでもお手伝いが出来れば・・・と思って、入会させていただきました。(11月22日の様子→こちら

そうしたら定例会のご案内メールが!何もわからないまま、それでも何かお手伝いができないかと初めて参加さアフリカ子どもの本プロジェクト5せてもらいました。

11月の報告会でも前に出て報告してくださった方々、プロジェクトを立ち上げたさくまゆみこ先生をはじめとして、この活動をずっと支えて来られた子どもの本の世界で活躍されている錚々たるメンバーの中に、語学も出来ないような私がひとり加わって何が出来るか、ほんとうに自信はないのですが・・・

アフリカ子どもの本プロジェクトこうしてブログに書くことで、子どもの本に関心のある方々に、このプロジェクトの存在のことを知ってもらえたらいいな〜と思い、こうして書くことにしました。

アフリカには、まだまだ十分に学校に通えない子どもたちが大勢います。先日の報告会でも絵本を手にして子どもたちが大喜びしている表情がとても印象的でした。

日本では当たり前のことが、まだ当り前でないところがある。もちろんアフリカだけではアフリカ子どもの本プロジェクト4なく、援助の手が必要な子どもたちが世界にはいっぱいいるのもわかってはいるけれど・・・まずは出来ることをお手伝いしたいと思います。

とくに、今年は多くの人たちに助けられ、支えられてきました。それをこうした形で返していくことができれば・・・。


アフリカ子どもの本プロジェクトでは、アフリカの子どもの本を展示してくれる図書館や、学校などを募集しています。(仕事で作成しているサイトにもこんな記事を→こちら

Aセットの展示セットの貸出が3万円、Bセットの展示セットが5万円です。アフリカを理解するための本100冊と、それぞれの本には書誌事項と解題を書いた台紙(100点)もつき、壁面に貼り出せるアフリカ子どもの本プロジェクト3パネルなどもたくさんついています。

これだけのセットで3万って、その準備の手間を考えたら安いと思うのです。しかもこの貸出費用はアフリカの図書館の支援に全額使われるのですから・・・プロジェクトでは、講師の派遣も合わせて行っています。

このブログを読んでくださっている皆様、ぜひ図書館や学校などで、多文化について考える時などにぜひぜひ「アフリカ子どもの本プロジェクト」の展示セットのことを思い出してくださいね♪

実は、アフリカ子どもの本プロジェクトの定例会が行われているところは、我が家から自転車圏。そしてこの日、初参加なのに忘年会にも参加させていただきました。その会場は、ポプラの会(地元で文庫活動などを続けている仲間たちの会)の年2回の飲み会の会場にもなってきた井荻の旬亭「よこ田」。

これからも、私の出来ることで、この会のお手伝いを続けたいと思っています。 

百年→トムズボックスをはしごした吉祥寺DAY

12月19日(土) 13:00〜

13:00〜から吉祥寺にある古本屋・百年にて金原瑞人さん、三辺律子さんがゲストの「子どもも大人もYA(ヤングアダルト)読書案内」 に遅れて参加してきました。

ファンタジー研究会、絵本研究会でご一緒しているM美さんが申し込みをしてMさんとMさんの息子くんが参加する予定だったのですが、息子 くんが留守番することになって、代わりに私が参加させてもらうことに♪

ちょうど金原瑞人さんが編集した『10代のためのYAブックガイド150』を教文館ナルニア国で購入したところだったのです。
この日の午前中、家のリフォームの打合せが長引いてしまって、40分近く遅刻してしまいましたが、残りの時間だけでも十分面白いお話を伺うことができました。

YA世代への選書の肝は・・・親に隠れて読みたい本。この世代って言うのは親や先生が「おすすめ」と持ってきた本は絶対拒否する、あるいはそうすることのほうが健全な育ちをしているはず

だからこのガイドブックにはティーンズが出会うさまざまな問題を含んだ本をセレクトしてあると・・・

たしかに人生って綺麗事では語れない。絶対だって思っていた親や先生に失望するのもこの世代。いじめや性の問題も切り離せない。その一方で、この時代に出会うメンターと呼べる存在になる師との出会いは、その成長の過程でとても大事・・・

だけど、一歩間違えるとそのメンタ―がとんでもない方向に導いてしまうかも。そんな人が子どもから大人へと脱皮して行くデリケートで大切な時期に出会うべき本。

「良い本」ではくくれないYA世代ならではの作品に、どうやって出会わせてあげられるのか・・・きっと私たち、本を手渡す存在も、あの危ういバランスの中にいたあの時代を思い出し、想像する力を付けるしかないのかもしれないって思いました。

金原さんと三辺さんにサインをしていただき(ナルニア国で購入した本でもOK!とのこと。なんという太っ腹!)、そのあと、絵本研究会仲間のY子さんや、同じ杉並区で文庫活動をしているM子さんも一緒にティーブレイク。
20151219
百年のすぐ近くにあるLindtショコラカフェへ。 ジンジャーホッとチョコレートをいただきました♪冷えた身体に、あったかいチョコレート美味しかった   

そこからM美さんとは次のご用事があってお別れ。あとの4人でトムズボックスへ。いよいよ12月28日で閉店するお店の中は、たくさんの人が溢れていました。20151219トムズボックス4

16時から荒井良二さんのサイン会が行われるというので、1冊購入してサインしてもらいました♪ 

サインをしていただいたのは・・・
『ぼくときみとみんなのマーチ』(学研 2012)
ぼくときみとみんなのマーチ 荒井良二 (絵本単品)
荒井 良二
学研パブリッシング 音楽出版事業部20151219トムズボックス3
2012-03-22

サインしてもらってから、一旦トムズボックスを離れて、腹ごしらえ。クリスマス前の吉20151219吉祥寺ワイン祥寺、どこも予約でいっぱいで・・・辿り着いたのは、古くからあるイタリアンのDargent(
ダルジャン)で、ピザとパスタと、そして吉祥寺ワインを1本空けました^^

ほろ酔いの状態で、Y子さん、M子さんと別れて、私とMさんは再びトムズボックスへ。

この日は、トムズボックスの謎のイベントへ。妖怪になりたい絵本作家加藤志異さん+荒井良二さん+スペシャルゲストの神出鬼没捧腹絶倒摩訶不思議絵本イベントに参加してきました。

絵本の読み聞かせあり、BGMもにぎやかに、パントマイムに、歌あり、演奏あり・・・ワインもおかわりし放題・・・ほろ酔いどころか、かなり酔っぱらってしまったのでした。

トムズボックスの土井さんを中心に、ここにはほんとうに子ども性をもったままの不思議で魅力的な人たちが集20151219トムズボックスまっていたのだなぁ・・・惜しまれて12月28日に閉店するトムズボックス。必ず復活してくれることを信じているけれど、ほんのちょっぴり残念。寂しい・・・
そんな思いを吹き飛ばそうと、みんなでわいわい騒いでいるように感じました。

記念撮影→いったい何人参加していたんだろ。老いも若きもたくさん集まっていました。
 

基本的にここに原点があるかも^^

20151217弥生美術館212月17日(水)  @弥生美術館

お昼休みに、職場から10分の距離にある弥生美術館に行ってきました。12月25日まで行われていた「陸奥A子×少女ふろく展 DOKIDOKI『りぼん』おとめチック♥ワールド展」を見て来ました。(実際には30分しか美術館に居ませんでしたが・・・)

20151217弥生美術館4





20151217弥生美術館6そこで思ったのが、私の恋愛観とか、夢見る乙女的な、どこか現実的でないことを夢想する癖は、陸奥A子さんの作品にあったのだなぁ・・・と。

背が高くて、眼鏡をかけていて、インテリっぽいけれど、少年みたいなタイプが好きだったこととか、アイビールックを着てたこととか(今でもまだその流れが続いている・・・)、なにもかもあの世界にいかに影響を受けていたかと、今回の作品展をみて、ちょっと呆れるほどに合点がいきました。

とにかく、おとな気もなく、あの当時集めていたふろくなどを見て、胸キュン20151217弥生美術館5

当時、一番仲良くしていたケムシちゃん(というニックネームの、キャンディーズのス―ちゃんに似てた友人。女の子が苦手なケムシが平気で、触ることが出来たからこのニックネームがついてた)と、発売日に学校の近くの書店で買って帰り、帰宅後にまたまた感想を長電話で話していた高校生時代がまざまざと思いだされました。

20151217弥生美術館7ケーブルニットをクリスマスに向けて編んだり、三つ編みにオーバーオールのジーンズ、デザートブーツという出で立ちも真似したり・・・そういえばケムシちゃんとダブルデートもしたなぁ・・・とか。

40年近く前のことが、つい昨日のことのように思い出されて不思議な感覚でした。

生まれた町で小学校教師をしているケムシちゃん、そういえばもう30年近く会ってないなぁ・・・どうしているかな。連絡を取ってみよう〜と思いました♪ 
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