2015年4月18日&19日
我らが”のまりん”こと、野間成之先生の紙芝居劇場、今年もたっぷり楽しみました♪
毎年、春の「子ども読書の日」前後に東京に来て下さるようになって10回目。最初は私がスタッフとして勤務していたH図書館に来ていただいたのが2006年春。今回、第1回目からずっと続けて来ているという男の子もやってきました。なんと今小学校6年生。3歳の時に初めてのまりんに出会って以来、毎年楽しみにしてきたんですって^^中学生になっても来てくれるかなぁ〜
それから毎年・・・そして私が今の職場に移ってからは、同じ会社が受託する他の地域の図書館にも来て下さるようになりました。今年はなんと4月に5館、5月に3館です。
野間先生とはシンガポール在住時の2001年にシンガポールの日本人学校で初めてその紙芝居に出会い、翌年からシンガポールの自宅で開催していたシンガポールポプラ文庫に来ていただき、それ以来のお付き合いですから、なんと15年!
最初にお会いしたころから全く変わらず、今回4館での公演に同行して「のまりんで〜す!74歳で〜す!」という前ふりを聞いて、「60代の頃と全然変わってないな〜」と思いました。
今回、とても印象的なことがありました。ある館での公演に開場1時間以上前から来ていらしたご家族連れがいました。なんと千葉から遥々いらしたのだとか・・・伺うと上海駐在時に上海虹文庫という日本人向け私設図書館で野間先生の紙芝居に出会い、日本に帰国してまた見たい!というのでわざわざ来て下さったのでした。一度聞いたら忘れられない「のまりんの紙芝居劇場」、それだけ魅力的なのです。
上海虹文庫は、シンガポールポプラ文庫のスタッフのHさんが、転勤で上海へ行かれ、上海にも来てほしい〜と上海虹文庫での招聘をしてくださったのでした。野間先生は2001年よりシンガポールへ毎年恒例で行ってくださっており、昨年秋には久しぶりにシンガポールポプラ文庫で「のまりんの紙芝居劇場」をしてくださいました。
上海虹文庫も恒例になっていて、こちらは10年くらいになるのでしょうか。ご縁がどんどん広がっていくのはとても嬉しいです。(昨年、香港在住の友人に紹介し、香港でも公演。とても好評だったので、今年も行かれるそうです♪)
もうひとつ嬉しい出来事がありました。
ある会場に、少しコミュニケーションに問題のあるお子さんが来ていました。大勢の人が集まる場所が苦手なんだそうです。それでも気になって廊下にいた男の子。ずっと頭を抱えて座り込んでいましたが、のまりんが一たび舞台に立つと・・・最初は入り口の向こうから中を覗き、次に入り口から首を出して覗き、それから後ろの隅の方へ移動して少し高いところから覗き、前の方の横にあるベンチに座り、最後には床に敷いたシートの上にたくさんの子どもたちが座っている中に押し入って座り、だんだん身を乗り出し、夢中で最後までのまりんの紙芝居に聞き入っていました。
そして最後の手遊び「森のきつつきさん」では、お友達にじゃれ合うようにしていたその姿に・・・ああ、こういう上質の笑いは子どもたちの心を解放するんだな・・・誰かを嘲笑したりするのではなく、心の底から楽しい笑いは子どもの心にある壁を取っ払う力があるんだなって思いました。
それは野間先生が教育現場で常に子どもの側に立っていらしたこと、その頃からずっとクラスで読み聞かせや紙芝居を続けていらしたこと、子どもをある枠組みに当てはめようとせずにその子どもの姿そのままを受け止め、寄り添ってくださること、そんなところが声にも表情にも溢れ出ていて、だから子どもを惹きつけて止まないのだと思います。
今年もご一緒出来て、何より私が一番の役得!いろんな重荷を一時的におろして心の底から笑えたことは幸せでした。
のまりんの紙芝居劇場 過去記事まとめ
18日午前のH図書館の「のまりんの紙芝居劇場」は一昨年は消防法で定められた人数以上の参加希望者が押し寄せたため、昨年は人数制限をしたところ、子どもたちが今一つ集中できなかったので、今年度は歩いて1分ほどのところにあるH児童館との共催にし、広々とした会場でたくさんの子どもたちが親子で楽しむことができました。
18日午後のE図書館は、昨年はH図書館で親子で見られなかった《人数制限のために子どもだけ参加だった》親子連れが午後に押し寄せたため、すごく大勢の参加になりましたが、今年はH図書館と分散されて、ちょうどよいくらいの人数に・・・といっても、どちらも100名前後の参加となりました。
19日は初めてのT市立図書館での「のまりんの紙芝居劇場」。西武池袋線の狭山ヶ丘駅から歩いて数分のS分館で午前の公演がありました。
S分館は小さな小さな分館なのですが、公民館と一緒になっていて、大人も子どももたくさん参加してくださいました。
そして・・・なんと!この日の午後は文京区H図書館へ・・・
西武池袋線で池袋→JR山手線で日暮里→そしてタクシーでH図書館へ。準備をしていたらお昼を食べる時間が15分しかないという荒業でしたが・・・なんとか間に合いました♪
こちらは今年で3回目。1回目は60人強、昨年は88名(昨年は私自身が他の会場でわらべうた講座をしていたため参加できず〜)、そして今年はなんと114名!
リピーターが増えているようで、大勢の親子連れが午後は雨になったにも関わらず参加してくださいました。
H図書館には野間先生の息子さん父子も^^懐かしい再会、とても嬉しく思いました♪
どちらの会場でも、ほんとうにみんなが楽しめて、満面の笑顔で満足そうに帰っていく姿がとても印象的でした。
我らが”のまりん”こと、野間成之先生の紙芝居劇場、今年もたっぷり楽しみました♪
毎年、春の「子ども読書の日」前後に東京に来て下さるようになって10回目。最初は私がスタッフとして勤務していたH図書館に来ていただいたのが2006年春。今回、第1回目からずっと続けて来ているという男の子もやってきました。なんと今小学校6年生。3歳の時に初めてのまりんに出会って以来、毎年楽しみにしてきたんですって^^中学生になっても来てくれるかなぁ〜
それから毎年・・・そして私が今の職場に移ってからは、同じ会社が受託する他の地域の図書館にも来て下さるようになりました。今年はなんと4月に5館、5月に3館です。
野間先生とはシンガポール在住時の2001年にシンガポールの日本人学校で初めてその紙芝居に出会い、翌年からシンガポールの自宅で開催していたシンガポールポプラ文庫に来ていただき、それ以来のお付き合いですから、なんと15年!
最初にお会いしたころから全く変わらず、今回4館での公演に同行して「のまりんで〜す!74歳で〜す!」という前ふりを聞いて、「60代の頃と全然変わってないな〜」と思いました。
今回、とても印象的なことがありました。ある館での公演に開場1時間以上前から来ていらしたご家族連れがいました。なんと千葉から遥々いらしたのだとか・・・伺うと上海駐在時に上海虹文庫という日本人向け私設図書館で野間先生の紙芝居に出会い、日本に帰国してまた見たい!というのでわざわざ来て下さったのでした。一度聞いたら忘れられない「のまりんの紙芝居劇場」、それだけ魅力的なのです。
上海虹文庫は、シンガポールポプラ文庫のスタッフのHさんが、転勤で上海へ行かれ、上海にも来てほしい〜と上海虹文庫での招聘をしてくださったのでした。野間先生は2001年よりシンガポールへ毎年恒例で行ってくださっており、昨年秋には久しぶりにシンガポールポプラ文庫で「のまりんの紙芝居劇場」をしてくださいました。
上海虹文庫も恒例になっていて、こちらは10年くらいになるのでしょうか。ご縁がどんどん広がっていくのはとても嬉しいです。(昨年、香港在住の友人に紹介し、香港でも公演。とても好評だったので、今年も行かれるそうです♪)
もうひとつ嬉しい出来事がありました。
ある会場に、少しコミュニケーションに問題のあるお子さんが来ていました。大勢の人が集まる場所が苦手なんだそうです。それでも気になって廊下にいた男の子。ずっと頭を抱えて座り込んでいましたが、のまりんが一たび舞台に立つと・・・最初は入り口の向こうから中を覗き、次に入り口から首を出して覗き、それから後ろの隅の方へ移動して少し高いところから覗き、前の方の横にあるベンチに座り、最後には床に敷いたシートの上にたくさんの子どもたちが座っている中に押し入って座り、だんだん身を乗り出し、夢中で最後までのまりんの紙芝居に聞き入っていました。
そして最後の手遊び「森のきつつきさん」では、お友達にじゃれ合うようにしていたその姿に・・・ああ、こういう上質の笑いは子どもたちの心を解放するんだな・・・誰かを嘲笑したりするのではなく、心の底から楽しい笑いは子どもの心にある壁を取っ払う力があるんだなって思いました。
それは野間先生が教育現場で常に子どもの側に立っていらしたこと、その頃からずっとクラスで読み聞かせや紙芝居を続けていらしたこと、子どもをある枠組みに当てはめようとせずにその子どもの姿そのままを受け止め、寄り添ってくださること、そんなところが声にも表情にも溢れ出ていて、だから子どもを惹きつけて止まないのだと思います。
今年もご一緒出来て、何より私が一番の役得!いろんな重荷を一時的におろして心の底から笑えたことは幸せでした。
のまりんの紙芝居劇場 過去記事まとめ
18日午前のH図書館の「のまりんの紙芝居劇場」は一昨年は消防法で定められた人数以上の参加希望者が押し寄せたため、昨年は人数制限をしたところ、子どもたちが今一つ集中できなかったので、今年度は歩いて1分ほどのところにあるH児童館との共催にし、広々とした会場でたくさんの子どもたちが親子で楽しむことができました。
18日午後のE図書館は、昨年はH図書館で親子で見られなかった《人数制限のために子どもだけ参加だった》親子連れが午後に押し寄せたため、すごく大勢の参加になりましたが、今年はH図書館と分散されて、ちょうどよいくらいの人数に・・・といっても、どちらも100名前後の参加となりました。
19日は初めてのT市立図書館での「のまりんの紙芝居劇場」。西武池袋線の狭山ヶ丘駅から歩いて数分のS分館で午前の公演がありました。
S分館は小さな小さな分館なのですが、公民館と一緒になっていて、大人も子どももたくさん参加してくださいました。
そして・・・なんと!この日の午後は文京区H図書館へ・・・
西武池袋線で池袋→JR山手線で日暮里→そしてタクシーでH図書館へ。準備をしていたらお昼を食べる時間が15分しかないという荒業でしたが・・・なんとか間に合いました♪
こちらは今年で3回目。1回目は60人強、昨年は88名(昨年は私自身が他の会場でわらべうた講座をしていたため参加できず〜)、そして今年はなんと114名!
リピーターが増えているようで、大勢の親子連れが午後は雨になったにも関わらず参加してくださいました。
H図書館には野間先生の息子さん父子も^^懐かしい再会、とても嬉しく思いました♪
どちらの会場でも、ほんとうにみんなが楽しめて、満面の笑顔で満足そうに帰っていく姿がとても印象的でした。