5月22日(水) 19:00〜
書籍の『図書館戦争』(有川浩/メディアワークス 2006)が出版された時は、現役の図書館司書として仕事をしていました。当時、この本がどんどんリクエストされていて、特に若い世代が借りていってたのが印象的でした。
図書館戦争 [単行本]
著者:有川 浩
出版:メディアワークス
(2006-02)
その後、実際にこの本を読んだのは、在米の次女から「読んでみたい!送って」と言うリクエストで密林で購入。送る前に読んだのでした。「図書館の自由に関する宣言」をベースに、公序良俗に反する本を取り締まるメディア良化隊に対して図書館隊が結成され、本を守るために武力闘争をするという荒唐無稽に見える物語なのですが、中心にあるのはラブストーリー。ライトノベルとして読めて、でも「図書館の自由」って何?と、考えることもできる本でした。
私は1巻しか読んでないのですが・・・(その後、別冊も含めて全部購入してUSに送りました♪)
さて、その映画化!twitterやFB上で友人知人たちが観てきたという感想がチラホラ。
先週の水曜日、レディースデーにチャンス!とばかり仕事帰りに観てきました。
映画では武器を使っての戦闘・・・といってもお互いを殺めることが目的ではなく、片や本を取り締まるため、片や本を守るため攻防するのですが、銃弾が飛び交い、迫力も満点。
心のなかで「あり得ないよね」と思いつつも、エンターテイメントとしてはテンポよくて面白かったです。
そして涙が出たのは、芸能界きっての読書家でNHK「週刊ブックレビュー」の進行役も務めた故・児玉清さん(2011年5月16日没)が写真で登場しているシーン。図書隊創設者・稲嶺として故人として語られるシーン。
石坂浩二演じる関東図書隊司令・仁科の言葉もよかった。
どうしてこんな世の中になってしまったのかと嘆くヒロインに対して、囚われの身となった仁科が「人々の無関心のせいだよ」と語るのです。
自分には関係がないと高を括っていると、知らず知らずのうちに自分の身に降りかかってくることがあるのだと・・・「図書館戦争」では、それが表現の自由への侵害なのですが、今現実の世界で同じようなことが起きていることを考えると、そのセリフだけでこの映画の存在価値があるような気がしました。
そして何よりも図書館に関わる仕事をしているものとして、映画のオープニングとエンディングに「図書館の自由に関する宣言」が大写しにされたことが嬉しかったです♪というのは、図書館司書にとっては大切な理念であったも、それは意外に一般利用者にとっては馴染みに薄いものだからです。
この映画で、それが多くの人々に浸透していくということ・・・それがいいな〜と思いました。
あともう一つの見どころは、図書館のシーンはオールロケということ。一番冒頭の急襲を受けて本が焼かれるシーンは、閉鎖された旧・山梨県立図書館に、乱丁本、廃棄処分にする本を持ちこんで撮影したのだとか・・・それ以外にも北九州の美術館などいくつもの図書館がロケ地になっています。ロケ地については→こちら
図書館の空間がほんとうに素敵に描かれていました。
若い子ならば、きっと岡田准一のアクションとか、榮倉奈々との絡みのシーンなんかにドキドキするんだろうなぁ^0^
それはそれで面白かったです♪もう一度、観てみたいと思えた映画でした。
書籍の『図書館戦争』(有川浩/メディアワークス 2006)が出版された時は、現役の図書館司書として仕事をしていました。当時、この本がどんどんリクエストされていて、特に若い世代が借りていってたのが印象的でした。
図書館戦争 [単行本]
著者:有川 浩
出版:メディアワークス
(2006-02)
その後、実際にこの本を読んだのは、在米の次女から「読んでみたい!送って」と言うリクエストで密林で購入。送る前に読んだのでした。「図書館の自由に関する宣言」をベースに、公序良俗に反する本を取り締まるメディア良化隊に対して図書館隊が結成され、本を守るために武力闘争をするという荒唐無稽に見える物語なのですが、中心にあるのはラブストーリー。ライトノベルとして読めて、でも「図書館の自由」って何?と、考えることもできる本でした。
私は1巻しか読んでないのですが・・・(その後、別冊も含めて全部購入してUSに送りました♪)
さて、その映画化!twitterやFB上で友人知人たちが観てきたという感想がチラホラ。
先週の水曜日、レディースデーにチャンス!とばかり仕事帰りに観てきました。
映画では武器を使っての戦闘・・・といってもお互いを殺めることが目的ではなく、片や本を取り締まるため、片や本を守るため攻防するのですが、銃弾が飛び交い、迫力も満点。
心のなかで「あり得ないよね」と思いつつも、エンターテイメントとしてはテンポよくて面白かったです。
そして涙が出たのは、芸能界きっての読書家でNHK「週刊ブックレビュー」の進行役も務めた故・児玉清さん(2011年5月16日没)が写真で登場しているシーン。図書隊創設者・稲嶺として故人として語られるシーン。
石坂浩二演じる関東図書隊司令・仁科の言葉もよかった。
どうしてこんな世の中になってしまったのかと嘆くヒロインに対して、囚われの身となった仁科が「人々の無関心のせいだよ」と語るのです。
自分には関係がないと高を括っていると、知らず知らずのうちに自分の身に降りかかってくることがあるのだと・・・「図書館戦争」では、それが表現の自由への侵害なのですが、今現実の世界で同じようなことが起きていることを考えると、そのセリフだけでこの映画の存在価値があるような気がしました。
そして何よりも図書館に関わる仕事をしているものとして、映画のオープニングとエンディングに「図書館の自由に関する宣言」が大写しにされたことが嬉しかったです♪というのは、図書館司書にとっては大切な理念であったも、それは意外に一般利用者にとっては馴染みに薄いものだからです。
この映画で、それが多くの人々に浸透していくということ・・・それがいいな〜と思いました。
あともう一つの見どころは、図書館のシーンはオールロケということ。一番冒頭の急襲を受けて本が焼かれるシーンは、閉鎖された旧・山梨県立図書館に、乱丁本、廃棄処分にする本を持ちこんで撮影したのだとか・・・それ以外にも北九州の美術館などいくつもの図書館がロケ地になっています。ロケ地については→こちら
図書館の空間がほんとうに素敵に描かれていました。
若い子ならば、きっと岡田准一のアクションとか、榮倉奈々との絡みのシーンなんかにドキドキするんだろうなぁ^0^
それはそれで面白かったです♪もう一度、観てみたいと思えた映画でした。