みどりの緑陰日記

香港で始めたプレイルームどんぐりから数えて35年、子ども達に絵本や児童書を手渡し続けてきました。絵本や児童書のこと、文庫活動のことなどを綴っています♪ noteも書いています(https://note.com/child_books/)

2009年07月

癒される〜♪

DSCN0883昨日…我が家にめだかの水槽ができました!

って、めだかはもう3週間前くらいにご近所の酒屋さんで10匹400円で売っていたので、買って来てはいたのだけど…

その酒屋さんが育てためだかの稚魚は小さな観察ケースに入っていました。

しばらくはこのままで大丈夫ですよ!とは言われてはいたのですが、気が付くと10匹がたった4匹に減ってて…

やっぱり環境が悪いのかなぁ?って思って、長女の部屋でからっぽになっている水槽をダイニングに持って降りて、きれいに洗い、水を貯め、カルキ抜きのため一日置いておいたのです。

このケース…実は1か月前までウーパールーパーの「プク」が棲んでいました。長女の高校の生物の先生から譲ってもらった「プク」は…爬虫類や両生類が大の苦手の私ではありましたが、2年ちょっと飼ってる間に愛着が湧いていたのですが…長女が多忙のために水替えを頻繁にできなくなり、いつのまにかウーパールーパーの特徴であるびらびらした鰓が無くなっちゃって
とうとう天国に旅立ってしまったのでした…

悲しかった…

で、そのケースの中で今は4匹のめだかが悠々と泳いでいます。
DSCN0885
「プク」用の大きな水槽なので…小さなめだかがいったいどこにいるのかわかんないくらいですが…(*^・ェ・)ノ

泳いでいるめだかを見てると癒される〜


水草を買いに行ったお店で…グッピーをセールしてるからお勧めされちゃったけど、しばらくはめだかに癒されていようっと。

 

子どもの本全国研究集会へ

DSCN08797月28日(火)と今日29日(水)の二日間にわたって代々木・国立オリンピック青少年総合センターに於いて「読書の力と学ぶよろこび」というテーマで開かれた「子どもの本全国研究集会」に参加してきました。


昨日の記念講演は東京大学大学院教育学研究科教授・根本彰先生による「本の持つ力―読書と学力の関係について」でした。

根本先生のお話は、日本における図書館の歴史的な背景、江戸時代からの識字教育・リテラシーの普及率の高かった日本でなぜ図書館が欧米のように定着しないのか?
図書館と司書との位置づけ、子どもの読書力と学力の関係などを解り易く話してくださいました。

日本の教育が東大を頂点とする受験ピラミッドの中でアチーブメント型学力を優先してきたために、情報を応用する力、コンピテンシィ、リテラシィを身につける教育が置き去りにされてきたこと…だから情報を整理に自分なりに応用し考えをまとめるという訓練ができてこなかった…。
それは図書館教育で学ぶ能力であること…自分で文献にあたり、必要な情報を探索し、結論を導いていくという、そういう「総合学習」で目指す能力はなかなか身についていないのが現状だというのです。
国際学力検査(PISA)の結果は、そこを見ているので、日本の子ども達が一気に学力が下がったわけではなく、そういう訓練がなされてこなかったために、応用力を量るPISAで結果がでなかったというのです。

先日の五十嵐先生の講演会でも、本を読むということが、ただ文字を読めるということではなく、字間を埋め、想像力を働かせることで、学力もおのずと伸びていくことが言われてていましたし、私の尊敬する脇明子先生の「読む力は生きる力」(岩波書店)でもそのことが指摘されています。

そのあたりの関係性が、根本先生の講演では数値で示されたことで説得力がありました!

DSCN0881さてさて、記念講演のあとは、幼稚園、小学校低学年・高学年、中学生の読書について、科学読み物について、学校現場で読書教育に携わっておられる司書教諭や学校司書の方々の実践報告と質疑応答が行われました。

そこでも五十嵐先生の講演とリンクする話題がたくさんでました。

子ども達に読書の楽しさを伝えるためには、手渡す人の存在が大事であるということ。その人というのは、専門性をもった人材であること。子どもについて知っているということに加え、子どもの本について精通している必要もあるということ。若い教師の中には読書習慣さえ身についていないこともある中で、読書教育の重要性を伝えていくことも大事だということ。そこに尽きるみたいです。

司書教諭は12学級以上の学校に配置する義務ができたけれども、学校司書の配置は行政によってまちまちです。
それぞれが車の両輪となって働いてこそ理想的な読書教育ができるはずなのに、そこが法的に整備されていないことに大きな問題があると感じました。

また学校司書を配置しているところでも、パート勤務・非常勤勤務が大半をしめていて、専任の正職員でないことが多いこと…やはり子ども達に継続的にかかわり、その子の成長に沿って本をタイミングよく手渡すためには安定した職業として学校司書が認知されていかなければならないと思いました。

文部科学省の子どもの読書活動推進計画において、学校図書館における専門職の位置づけがなされているので、今後法制化されることを願うし、そのために運動もしていかなくちゃと思います。

http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/dokusyo/suisin/index.htm

とにかく2日間の熱い学びは、私にとってすご〜く刺激的でした!

猫娘☆そしてなす…

Image705日付が変わったから昨日…

仕事場でのおやつは猫娘のお饅頭。

会社の若い女の子が先週、鳥取は境港に行ってきたそうで…水木しげるさん記念館の「ゲゲゲの鬼太郎」饅頭のお土産です。

で、さっき「境港」でYahoo検索したら…境港市観光ガイドはもうすべてゲゲゲの鬼太郎一色オオーw(*゚o゚*)w

http://www.sakaiminato.net/


妖怪検定に妖怪人気投票に妖怪そっくりコンテスト、そして妖怪川柳コンテスト!それっきゃないのかい!って感じです。
お魚も美味しいみたいで、そのこともチラリとは書いてあるけど…ほぼ九割は妖怪です。
もしも私が境港市民だったら…ちょっと複雑(T_T)

でもまあ「猫娘」は黒ゴマクリーム入りで美味しかった♪

Image698
→ は、長女の大学のキャンパスで採れたなす。

昨夜は麻婆茄子にしました。

長女は国立大の農学部…
遺伝子研究をする学科なので、農産物研究ではないのだけど、農業生産に関する学科もあるので大きな農場もあります。

で、サークルの農地もあるらしく(^_^)ニコニコ、飲み会だとか合宿の時には料理の材料は野菜に関しては買わずに畑に集合して、必要な野菜を収穫して自分たちで料理するんですって

で、余ったなすを持って帰ってくれたのです。
無農薬のなすはとっても美味しかった☆

右のは、丸なすです。

 

五十嵐絹子先生の講演会

DSCN0868私たちが住む区の文庫連と、「学校図書館に専任司書を実現する会」とで企画した五十嵐絹子先生の講演会が、S区中央図書館で開催されました。


区の広報には80名と書かれていましたが…実際には100名を超す人々で大盛況でした。

五十嵐絹子先生は山形県鶴岡市で40年間学校司書をしてこられた方。

講演会の演題はズバリ「学校図書館が動き出すと子どもが変わる学校が変わる」

夢を追い続けた学校司書の四十年―図書館活用教育の可能性にいどむ夢を追い続けた学校司書の四十年―図書館活用教育の可能性にいどむ
著者:五十嵐 絹子
販売元:国土社
発売日:2006-07
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ボランティアとして文庫連のメンバーが関わってきた学校図書館に一方的にPCが入り、蔵書データ入力を各学校のボランティアにゆだねられたことが、この活動を始めた最初のきっかけ。

素人の母親ボランティアにデータ入力ばかりではなく、蔵書の見直しや廃棄まで任せてしまった学校まであったのです(゚ロ゚;)エェッ!?。
司書教諭はいても、学級を持つ兼任では図書館の仕事はそうそうできない。
だからこそ、専任の司書がいてくれる図書館であってほしいと願い、そのためならばみんなで学校司書について勉強し、運動をしようということになったのが2年前の秋。

その時にちょうど私が読み終わったばかりだった↑の本を、文庫連の世話役の方にお見せしたのが、活動の起爆剤にもなりました。
「やっぱり、司書がいるとこんなに違うんだ!」

私はその後専任講師として常勤で仕事を始めてしまったため、あまり活動に関われないまま1年経ってしまいました。今年から非常勤勤務に変わってから、また活動に少しずつ関わることができるようにはなったものの、実現する会の活動日は仕事の日と重なり、準備にはなかなか参加できなかったので、今日は午前中から準備やカメラ撮影などのお手伝いをしてきました!

でもでも…ほんとうにすごいのは他のメンバーの方々。
どんどん議会や教育委員会に働きかけ、運動を広げ、陳情や意見書を提出しながら、一部ではあるけどこの度区内の11校に専任の司書が配置されることが決定したのがこの春。活動を始めて1年半で一部実現!!!。
66校ある区内小中学校のうちのたった11校ではあるけれど、区が直接雇用する専任司書。(週30時間のパートではあるけれど)

子どもが本好きになる瞬間(とき)―学校図書館で見つけた元気の出る話子どもが本好きになる瞬間(とき)―学校図書館で見つけた元気の出る話
著者:五十嵐 絹子
販売元:国土社
発売日:2008-02
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さてさて、今日は学校司書配置記念の講演会。
4月に決定された時に、記念講演会をしたいね〜と文庫連&実現する会の懇親会で話題に出た後、中心になって活動されているメンバーが直接五十嵐先生に電話してくどいたんだそう^^
その行動力には脱帽です!

先生のお話は40年という実践に裏付けられていて、聞く者を納得させる力がありました。
文字が読めるからと言って本が読めるわけではない。本に出会う機会を作らなくてはいけない。本を手渡す人が必要。図書館は人!

本が読めるようになると、自ずと学力もあがっていく…

あぁ…もどかしいです。先生の生き生きした言葉をここでは伝えきれないことが!ぜひぜひ先生の本を読んでほしいなぁ〜と思います。

学校図書館ビフォー・アフター物語―図書館活用教育の全国展開を願って
販売元:国土社
発売日:2009-07
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昨日、発売されたばかりの↑の本、先生にサインもいただきました♪

今は図書館の業務を受託する会社で児童サービスをするスタッフを支える仕事をしているけど、できることならいつか私も教育の現場で子ども達と向き合いたいな〜と思いました。

地図おんな^^

なるほど知図帳日本〈2009〉なるほど知図帳日本〈2009〉
販売元:昭文社
発売日:2008-12-01
おすすめ度:4.0
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高校生時代に松本清張の「点と線」を読んで以来、私にとって地図帳と時刻表が暇つぶしの友になりました。

特に福岡・博多で過ごした大学生時代は、下宿にテレビもなかったので時間があるとそれを眺めて、まだ行ったことのない地へ旅をした気分になったものでした。

もちろん当時流行っていたカニ族(バックパッカー)になって、周遊券を使っていかに効率よく旅ができるかと出かけたものでした。
特に親友と訪れた北海道は、周遊券の期限ぎりぎりの20日間かけて回りました。


なるほど知図帳世界〈2009〉なるほど知図帳世界〈2009〉
販売元:昭文社
発売日:2008-12-01
おすすめ度:5.0
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で、ここにあげた2冊の知図帳・・・
今、私の暇つぶしにもってこいの本♪

夫が昭文社の株をいくばくか持っており、毎年株主にいろいろな種類の地図をプレゼントとして送られてくるのですが、今年届いたこの2冊は、地図帳以外に国内にある世界遺産の解説や都道府県ごとのデータ一覧、旅・名産品、日本の祭り、ご当地検定や駅弁、ご当地麺…とにかく読み物としても楽しい部分が盛り込んであるのです。

世界地図のほうも同じように、地図だけでなく観光、名産品、政治、歴史にわたっての情報ページがすごく楽しいのです。


地図オタクな私ですが、まだまだ国内で行ったことのない地域もいっぱい。
九州は、鹿児島と沖縄にはまだ行っていないし、四国も高知には行ってない。東北も山形以外は…通過しただけで行ってないし…一度行ってみたいな〜と想像を膨らませています。

地図オタクのいい所って…たぶん行った場所を必ず地図で再確認。ここをこうやって歩いた…そうそうここで曲がった!とか、追体験することかなぁ。
だから道も覚えるし、迷子になることもないかな。地下街にもぐっても東西南北ちゃんと頭に入っていたりします^^


…むくむくとまた旅をしたい気分。
この夏行く予定の道央・道東の地図をしっかり頭にたたきこんでおこうっと。
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