2024年2月2日(金) @銀座教文館ナルニア国
1月17日の木村有子さんのトークイベント(→こちら)に、チェコから出久根育さんが来ていらして、この日のトークイベントの予告がありました。その時に2月2日のトークイベントの予約もして帰って来たのでした
出久根育さんのトークはこれまでも何度か伺ったことがあり、その温かくも柔らかいお人柄に惹かれていました。(→貸出中のものもあるけれど、今文庫にある出久根さんの本)
一番最初は、2013年1月14日の教文館ナルニア国で!→こちら
ちひろ美術館で開催されていた出久根育さんの原画展に併せてご帰国されてのトークイベントでした。ちょうど2012年秋に出版された『かえでの葉っぱ』(理論社)を中心に話してくださったのでした。
そして次にお話を伺ったのは、2018年10月4日に代官山蔦屋書店で赤羽茂乃さんとの対談で!(→こちら)
『チェコの十二カ月』の中で赤羽末吉のことを触れていらっしゃることから茂乃さんとの対談〜
『チェコの十二カ月 おとぎの国に暮らす』出久根育/著 理論社 2017
この二日後の10月6日に今度は、教文館ナルニア国で木村有子さんと対談もされていて、この時は木村有子さんが翻訳されて、出久根育さんが絵をつけられた『クリスマスのあかり』(レンカ・ロジノフスカー/文 福音館書店 2018)が中心でした。
『クリスマスのあかり チェコのイブのできごと』レンカ・ロジノフスカー/文 出久根育/絵 木村有子/訳 福音館書店 2018)
そして今回のトークイベントは、2月に「岩波の子どもの本」として出版された『こどもべやのよる』についてのお話でした。
『こどもべやのよる』出久根育/作 岩波書店 2024
このおはなしは、4人姉妹の3番目だった出久根育さんご自身の子ども時代の姿が描かれているのだそうです。主人公の「いっちゃん」は、「育ちゃん」のこと。
このトークイベントでは、この絵本をまず出久根育さんが読んでくださいました。
「こどもべやのよる」「てんしちゃん」「おとなはたちいりきんし」の3つのおはなしが入っているのですが、どれも子どもの時に実際にあったことが描かれていて・・・夜って、子どもにとって怖いものでもあり、だからこそ想像の力がうんと働くんだろうなあと感じました。
せなけいこさんの『ねないこだれだ』や、マーガレット・ワイズブラウンの『おやすみなさいおつきさま』を記憶している出久根さんにとって、夜は子ども時代の特別な時間だったそうです。
この作品を描くことは、子ども時代の自分のことを思い出すということは、自分自身と向き合う作業だったとのこと。
まったく同じ体験はしていなくても、この本を読んでとても懐かしく感じました。
やはりなかなか寝付けず、子ども部屋の天井の木目が動物や人のように見えてきたり、夢の中で兄弟で冒険をして帰ってくるというようなこと、だれにでも一度や二度、あったのでは・・・と。
なので、この絵本を、今の子どもたちに・・・特に兄弟姉妹の多い幼稚園年長〜小学校低学年くらいの子に読んであげたいな〜と思いました。
吉祥寺美術館では、出久根育さんの絵本原画展開催中!(1月20日〜3月3日)→こちら
まだ行けてないけれど・・・行ってこなきゃ!!!です
1月17日の木村有子さんのトークイベント(→こちら)に、チェコから出久根育さんが来ていらして、この日のトークイベントの予告がありました。その時に2月2日のトークイベントの予約もして帰って来たのでした
出久根育さんのトークはこれまでも何度か伺ったことがあり、その温かくも柔らかいお人柄に惹かれていました。(→貸出中のものもあるけれど、今文庫にある出久根さんの本)
一番最初は、2013年1月14日の教文館ナルニア国で!→こちら
ちひろ美術館で開催されていた出久根育さんの原画展に併せてご帰国されてのトークイベントでした。ちょうど2012年秋に出版された『かえでの葉っぱ』(理論社)を中心に話してくださったのでした。
そして次にお話を伺ったのは、2018年10月4日に代官山蔦屋書店で赤羽茂乃さんとの対談で!(→こちら)
『チェコの十二カ月』の中で赤羽末吉のことを触れていらっしゃることから茂乃さんとの対談〜
『チェコの十二カ月 おとぎの国に暮らす』出久根育/著 理論社 2017
この二日後の10月6日に今度は、教文館ナルニア国で木村有子さんと対談もされていて、この時は木村有子さんが翻訳されて、出久根育さんが絵をつけられた『クリスマスのあかり』(レンカ・ロジノフスカー/文 福音館書店 2018)が中心でした。
『クリスマスのあかり チェコのイブのできごと』レンカ・ロジノフスカー/文 出久根育/絵 木村有子/訳 福音館書店 2018)
そして今回のトークイベントは、2月に「岩波の子どもの本」として出版された『こどもべやのよる』についてのお話でした。
『こどもべやのよる』出久根育/作 岩波書店 2024
このおはなしは、4人姉妹の3番目だった出久根育さんご自身の子ども時代の姿が描かれているのだそうです。主人公の「いっちゃん」は、「育ちゃん」のこと。
このトークイベントでは、この絵本をまず出久根育さんが読んでくださいました。
「こどもべやのよる」「てんしちゃん」「おとなはたちいりきんし」の3つのおはなしが入っているのですが、どれも子どもの時に実際にあったことが描かれていて・・・夜って、子どもにとって怖いものでもあり、だからこそ想像の力がうんと働くんだろうなあと感じました。
せなけいこさんの『ねないこだれだ』や、マーガレット・ワイズブラウンの『おやすみなさいおつきさま』を記憶している出久根さんにとって、夜は子ども時代の特別な時間だったそうです。
この作品を描くことは、子ども時代の自分のことを思い出すということは、自分自身と向き合う作業だったとのこと。
まったく同じ体験はしていなくても、この本を読んでとても懐かしく感じました。
やはりなかなか寝付けず、子ども部屋の天井の木目が動物や人のように見えてきたり、夢の中で兄弟で冒険をして帰ってくるというようなこと、だれにでも一度や二度、あったのでは・・・と。
なので、この絵本を、今の子どもたちに・・・特に兄弟姉妹の多い幼稚園年長〜小学校低学年くらいの子に読んであげたいな〜と思いました。
吉祥寺美術館では、出久根育さんの絵本原画展開催中!(1月20日〜3月3日)→こちら
まだ行けてないけれど・・・行ってこなきゃ!!!です